医療機関の方へ guidance of admission
青洲リンクの特徴
平時システム、災害時システムの2種類のシステムを状況に応じて利用します。
患者さんが受診された医療機関の診療情報をシステム上でまとめて表示することで、県内連携共有カルテを実現します。
平時システム概要
各医療機関の電子カルテ・オーダリンクシステムから厚生労働省の標準フォーマット(SS-MIX2 形式)で診療情報を出力し、県内のデータセンターに保管します。患者さんの同意を得て、保管された診療情報を参加医療機関間で共有するシステムです。
メリット
- 他の医療機関での受診状況、投薬・検査等の診療情報が把握できることで、紹介・逆紹介の連携がスムーズに行えます。
- 救急搬送の場合でも、アレルギー情報・投薬情報等を事前に確認できることで、迅速かつ適切な治療に役立ちます。
- 診療情報を共有するだけでなく、診療メモ機能で患者さんの治療経過等を登録できることで、医療機関同士のより円滑なコミュニケーションが可能になります。
- 県内連携共有カルテを実現したことにより、二次医療圏内の連携だけでなく、他の二次医療圏との連携も可能になります。
災害時システム概要
県内のデータセンターに保管された診療情報(SS-MIX2 形式)を災害時に安全と想定される遠隔地のデータセンターに必要最低限の診療情報(SS-MIX2 形式)を保管し、災害時の医療サービスの継続・医療支援に利用するシステムです。
※災害時システムは、災害が発生した場合のみ稼働します。
メリット
- 医療機関の必要最低限の診療情報(SS-MIX2 形式)を保全することができます。
- 災害が発生した場合でも、必要最低限の診療情報(SS-MIX2 形式)を参照できることで医療サービスの継続・医療支援に役立ちます。
青洲リンク概要図
ネットワーク概要
各医療機関(電子カルテ・オーダリングシステムでデータ出力する医療機関)と県内データセンター間は仮想的な専用線で接続し、セキュアに診療情報(SS-MIX2 形式)を送信します。また、各医療機関間の参照においては、インターネット(厚生労働省のガイドラインに適合したIPsec+IKE)を利用します。